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水田光夏、東京都町田の丘学園 凱旋講演登壇のご報告
2024年12月20日、弊社所属のパラ射撃選手・水田光夏が、出身校である東京町田市の特別支援学校・町田の丘学園にて行われた「パリ2024メダリスト講演会 inまちおか」に登壇しました。同校高等部の生徒さんや保護者らを中心に約150名が出席し、特定非営利活動法人日本パラ射撃連盟の協力のもと、ビームライフル体験会&デモンストレーションも併せて行われました。
中学2年生の時に、手足の筋力や感覚低下などが起こる末梢神経疾患の難病「シャルコー・マリー・トゥース病」を発症したことをきっかけに、高等部から進学した東京都立町田の丘学園は、今日に至るまでの水田の競技生活につながるビームライフルと出会い、大切な時期を過ごした想い入れのある場所です。
講演会では、指先の感覚がないなかでも独自の反復練習で射撃の技を磨き、呼吸法に苦慮しながらも自身の身体と向き合いながら競技スタイルを確立し、世界の舞台で活躍するまでになった今日までの水田の競技生活からパリ大会までを振り返り、目標を持ってそれに向けて努力することの大切さについてお話させていただきました。
また、今後社会に巣立っていく生徒さんが卒業後の進路についてイメージを高められるよう、競技生活と仕事の両立や、当社での仕事について、そして、在宅ワークならではのモチベーションの高め方等についてもお話させていただきました。
水田は「皆さんと同じように町田の丘学園で高校生として過ごしている時に、ビームライフルと出会いました。そして射撃競技というものを知り、実際に体験し、興味をもってやってみたいと思い、今に至っています。皆さんにも何か興味のあることを見つけて、少しずつチャレンジしていってほしいと思います」と在校生にエールを送りました。
講演会では、水田について事前学習をしてきた生徒さんから、町田の丘学園での思い出や、射撃競技、ピンク・ミカとして知られる水田のファッションについてなど、さまざまな質問が活発に行われました。同校の三浦昭広校長は「パラリンピックで銅メダルを獲得するまで、目標に向かって頑張った先輩の水田選手。生徒の皆さんにも目標を持って頑張ってほしい」と話していました。
白寿生科学研究所は、これからもパラ射撃選手・水田光夏をサポートするとともに、射撃を通じたソーシャル・インクルージョンの取り組みを支援してまいります。